「マラソン用のランニングシューズ、おすすめは?」——そうChatGPTに聞くと、これからは“広告”の商品が答えに混じってくるようになります。OpenAIが2026年6月12日、ChatGPTに「商品フィード広告」をベータ導入しました。検索エンジンで起きていた「広告と商品の表示」が、ついにAIチャットの中に入ってきたわけです。しかもこのテストは日本も対象に入っています。ネットで物を売っている人、アフィリエイトをやっている人にとって、これは見過ごせない変化です。
何が起きたのか
OpenAIは2026年2月から、ChatGPTで広告のテストを始めていました。アメリカの無料・Goプランのログインユーザー向けに、回答の下に「スポンサー」と明示した広告を表示する形です。上位の有料プラン(Plus・Pro・Business・Enterpriseなど)は今のところ広告なしのままです。
そして今回、6月12日に一歩踏み込んだのが「商品フィード広告」です。広告主が自社の商品データ(商品フィード)をアップロードしておくと、ユーザーの質問に合わせて、その中の商品が広告として表示される仕組みです。広告のタイトルや説明は商品フィードから自動で引っ張られます。GoogleショッピングのChatGPT版、と考えると分かりやすいです。
これが意味すること——買い物の入口がAIに移る
これまで、人は何かを買うときにGoogleで検索してきました。これからは「ChatGPTに聞いて、出てきた商品を買う」という流れが増えていきます。実際、商品選びや比較検討といった“買う直前”の会話は、すでにAIチャットの中で完結しつつあります。
つまり、AIに自社の商品を見つけてもらえなければ、そもそも候補にすら入らない時代が来るということです。これは広告を出すかどうか以前に、すべてのEC・物販・アフィリエイト運営者に関わる話です。
AIチャットが買い物の入口になるほど、ユーザーは10件のリンクを見比べずに、AIが選んだ数件だけを見るようになります。そこに自社の商品が入っているかどうかが、売上を左右します。検索順位の上位を取るのと同じくらい、AIに正しく認識・推薦される準備が重要になっていきます。
一方で、Claudeは「広告なし」を選んだ
面白いのは、AI各社で方針がはっきり分かれていることです。OpenAIが広告に踏み込む一方で、Anthropicは2026年2月に「Claudeは広告を入れない」と宣言しました。会話の横にスポンサーリンクを出さない、広告主が回答に影響を与えることもない、頼んでいない商品の差し込みもしない、という方針です。収益は法人契約とサブスクで賄う、としています。
どちらが正解という話ではありません。ただ、利用者・事業者として知っておくべきは、「AIの答えに、広告が混じっているものと混じっていないものがある」ということです。AIの推薦を鵜呑みにせず、それが広告なのか中立な情報なのかを意識する。これがAI時代の新しいリテラシーになります。
EC・アフィリエイト・サイト運営者が今やるべきこと
AIが買い物の入口になる流れは止まりません。広告を出す・出さないに関わらず、「AIに正しく見つけてもらう」準備は今から始められます。
商品名・価格・特徴・在庫などを、構造化データ(JSON-LD)として整理しておきます。AIが商品を正確に理解できる形になっていれば、広告でも自然な推薦でも候補に入りやすくなります。バラバラのテキストより、整った商品データの方がAIに伝わります。
AIボットがクロールできる設定、llms.txt、明確な商品説明。これらが揃っていると、AIが回答を作るときに自社の商品ページを参照しやすくなります。検索向けのSEOに加えて、AI向けのGEO対策が物販でも効いてくる段階です。
これまでの「検索→比較サイト→購入」だけでなく、「AIに聞く→そのまま購入」という導線が増えていきます。自社サイトや商品ページが、AIから流入したユーザーにもすぐ伝わる作りになっているかを見直しておくことが、取りこぼしを防ぎます。
商品サイトを自動で量産する
楽天アフィリエイトサイトを自動化・量産できるWordPressテーマ「RakuAffi Pro」をリリースしています。商品の自動取得・表示、構造化データ(JSON-LD)・OGP・パンくずの内蔵、URLパラメータ対応の動的SEOまで標準装備。AIが読み取りやすい商品ページを、コード不要で量産できます。
まとめ
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