自分が運営しているサイトのサーチコンソールを確認したところ、「クロール済み-インデックス未登録」が3,484件になっていました。最初は正直焦りましたが、調べてみると全件対処が必要なわけではないとわかりました。この記事では、その判断基準と実際にやるべきことをまとめます。
「クロール済み-インデックス未登録」とは何か
Googleのクローラーがページを読みに来た(クロール)にもかかわらず、検索結果に登録しなかった(インデックスしなかった)状態のことです。
似た名前に「検出-インデックス未登録」というステータスもあります。こちらはそもそもGoogleがまだページを読みに来ていない状態です。混同しやすいので整理しておきます。
| ステータス | クロール | インデックス | 対処の方向性 |
|---|---|---|---|
| クロール済み-インデックス未登録 | ✅ 済み | ❌ なし | コンテンツ品質の改善 |
| 検出-インデックス未登録 | ⏳ 未 | ❌ なし | 内部リンク強化・待つ |
「クロール済み-インデックス未登録」は、Googleが「読んだけど検索結果に載せる価値がない」と判断したということです。そのため、対処するならコンテンツ側を改善する必要があります。
このステータスのページに「インデックス登録リクエスト」を送っても効果がありません。クロールは済んでいるため、再度クロールしても同じ結果になります。
実際のサーチコンソールで確認した内訳
運営サイトの実データはこちらです。
未登録が圧倒的に多く見えますが、内訳を確認すると状況が変わります。
| 理由 | 件数 | 緊急度 |
|---|---|---|
| クロール済み-インデックス未登録 | 3,484件 | 要確認 |
| 検出-インデックス未登録 | 2,989件 | 基本放置OK |
| 代替ページ(canonicalタグあり) | 354件 | 意図的なら問題なし |
| 見つかりませんでした(404) | 349件 | 対処推奨 |
| ページにリダイレクトがあります | 47件 | 要確認 |
| noindexタグによって除外 | 30件 | 意図的なら問題なし |
| サーバーエラー(5xx) | 7件 | 早急に対処 |
未登録7,263件のうち、「検出-インデックス未登録」の2,989件と「canonicalタグあり」の354件は基本的に問題ありません。本当に対処が必要なものは絞られてきます。
放置でいい?対処すべき?の判断基準
放置でOKなケース
以下のページが含まれていても、対処は不要です。
| ページの種類 | 判断 |
|---|---|
RSSフィード(/feed) |
放置OK |
| ページネーションの2ページ目以降 | 放置OK |
| WordPressの画像添付ページ | 放置OK |
| タグ・カテゴリページ(内容が薄い) | 内容次第 |
| 検索結果に出したい記事・サービスページ | 要対処 |
サイト全体のページ数に対して「クロール済み-インデックス未登録」の割合が5%を超えてくると、サイト全体の評価に影響が出る可能性があります。件数が多い場合は内訳の確認を優先してください。
対処が必要なケース
以下に当てはまる場合は対処が必要です。
- 検索結果に表示させたい記事やサービスページが対象になっている
- 以前はインデックスされていたのに急に未登録になった
- Googleのコアアップデート後に件数が急増した
実際の対処手順
サーチコンソールの「インデックス作成」→「ページ」→「クロール済み-インデックス未登録」をクリックすると対象URLの一覧が表示されます。まずどのページが対象か把握します。
特定のカテゴリやディレクトリに集中していないか確認します。「/tag/ページだけ多い」「特定の記事シリーズだけ」など共通点があると原因が絞り込みやすくなります。
全件を一度に対応しようとせず、サービスページや流入を狙っている主要記事から順番に対処します。
情報量が少ないページはリライトして内容を充実させます。重複しているページはcanonicalタグで正規化するか統合します。検索結果に出す必要がないページにはnoindexを設定します。
重要なページへの内部リンクが少ないと、Googleから「重要でないページ」と判断されやすくなります。関連記事からのリンクを増やすだけで改善するケースもあります。
改善後はサーチコンソールの「修正を検証」ボタンをクリックします。数日待ってGoogleが自然に再クロールしてから実行する方が確実です。反映には数日〜数週間かかる場合があります。
WordPressでは画像の添付ページ(/?attachment_id=xxxのようなURL)が自動生成され、このステータスが大量発生するケースがあります。Yoast SEOなどのプラグインで添付ページをリダイレクトする設定にしておくと予防できます。
「クロール済み-インデックス未登録」は、件数が多いと一見深刻に見えますが、内訳を確認すれば対処が必要なものはぐっと絞られます。大事なのは全件を何とかしようとすることではなく、本当に検索結果に出したいページが対象になっていないかを確認することです。
サーチコンソールは定期的に確認する習慣をつけておくと、問題が大きくなる前に気づけます。まずは自分のサイトの内訳を一度確認してみてください。
