検索順位が突然動いた。そういう経験をしたサイト運営者が今、増えています。2026年5月22日、Googleが今年2回目のコアアップデートを開始しました。3月に続く大規模な変動で、完了は6月上旬の見込みです。パニックになって動くか、冷静に対処するかで、その後の回復速度が大きく変わります。
今回のアップデートの概要
GoogleはSearch Status Dashboard・X・LinkedInの公式アカウントを通じて告知しました。内容は「あらゆるタイプのサイトから、検索ユーザーにとって関連性が高く満足できるコンテンツをより良く提示するための通常のアップデート」という説明のみで、具体的な変更内容は公開されていません。これは3月のコアアップデート時と同じスタンスです。Googleはいつもそうです。詳細は教えてくれません。
気になるのは、アップデート発表前の5月16日・19日にスマホ版で順位変動が観測されていた点です。3月のコアアップデート前にも同様の動きがありました。本番前の地ならしのような動きが今回も起きています。
コアアップデートとは何か
Googleは毎日小さなアルゴリズム改善を続けています。しかし数か月に一度、評価基準そのものを大きく見直す「コアアップデート」を実施します。特定のペナルティではありません。「Googleが考える良いコンテンツの定義が更新される」というイメージが近いです。
昨日まで1位だったページが突然10位になる。逆に、ずっと圏外だったページが急浮上する。そういうことが起きます。影響範囲はすべての業種・ジャンルに及びます。自分のサイトが動いていなくても、競合が動いていれば相対的に順位が変わります。
2026年のコアアップデートの傾向
今年に入ってから、コアアップデートの方向性にはっきりとした傾向が出てきています。
Googleの品質評価基準E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の中でも、「実際に体験・経験したコンテンツか」という「経験」の比重が高まっています。AIが生成したような情報の羅列ではなく、実体験・一次情報・独自データを含むコンテンツが評価されやすくなっています。誰が書いたかわからない記事より、誰かが実際に経験して書いた記事の方が強い。そういう時代になっています。
生成AIの普及でAIコンテンツが急増する中、Googleは「AIで作ったかどうか」ではなく「人間にとって本当に役立つか」を評価基準にしています。AIで作っても品質が高ければ評価されます。ただし薄い内容を大量生成しているサイトは今回のアップデートでも影響を受けやすい傾向があります。
ユーザーが求めている答えと、ページが提供している内容のズレが以前より厳しく評価されるようになっています。キーワードが含まれているだけでは不十分です。検索者が実際に何を知りたいのかに正確に答えているかが問われます。
アップデート中にやること・やってはいけないこと
ロールアウト中は変動が激しくなります。ここで焦って動くと、後から原因の切り分けができなくなります。
ロールアウト完了後(6月上旬〜)にやること
完了後1週間以上待ってから分析を始めるのがセオリーです。落ち着いてから動きましょう。
順位が下がったページのキーワードで実際に検索し、上位に来ているページと自分のページを比較します。「どんな情報が求められているか」のズレを特定することが改善の出発点です。
著者プロフィールに実体験・資格・所属を追記します。「誰が書いたか」の信頼性がE-E-A-T評価に直結します。特に専門性が問われるジャンルは優先的に対応してください。
Search Consoleで半年以上クリックがないページを洗い出し、統合・リダイレクト・削除を検討します。内容の薄いページが多いサイトはサイト全体の評価を下げる可能性があります。
AI Overviewsとコアアップデートの関係
今回のコアアップデートを語る上で避けて通れないのが、AI Overviewsの拡大との関係です。AI Mode in Searchが全世界10億ユーザーに展開された今、「検索順位が上がることとAIに引用されること」は別の評価軸になっています。
コアアップデートで順位が維持されていても、AI Overviewsに表示されなければクリックが来ない。そういう状況が現実として増えています。今後のSEO対策は「検索順位の維持」と「AIへの引用(GEO対策)」の両方を意識した設計が必要です。
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まとめ
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