自治体の公式サイトは、住民にとって「行政に触れる最初の窓口」です。スマホで見づらい、情報が探しにくい、そんな小さな不便が積み重なると、住民サービスへの信頼にも影響します。今回、島根県内19市町村の公式サイトを独自の診断ツールで一斉にチェックしてみたところ、自治体ごとに無視できない差が見えてきました。
何を診断したのか
診断項目は5つです。SSL化(通信の暗号化)、モバイル対応、構造化データ(検索エンジンやAIがページ内容を正確に理解するための仕組み)、llms.txt(AI向けのサイト案内ファイル)、そしてGoogle公式のPageSpeed Insightsによる表示速度スコア。それぞれを自動チェックするツールを独自に開発し、島根県内19市町村の公式サイトを実際に巡回して計測しました。
対象としたのは、松江市・浜田市・出雲市・益田市・大田市・安来市・江津市・雲南市の8市と、奥出雲町・飯南町・川本町・美郷町・邑南町・津和野町・吉賀町・海士町・西ノ島町・隠岐の島町・知夫村の11町村、合計19市町村の公式サイトすべてです。
診断結果サマリー
19市町村の平均スコアは100点満点中56点。もっとも高かったのは安来市(69点)、僅差で津和野町(66点)が続きました。一方で、19市町村中5市町村はスコアが50点を下回り、改善余地が大きい状態でした。
見えてきた3つの課題
1. モバイル対応の差が大きい
今やスマホ経由のアクセスが大半を占める時代ですが、モバイル表示に必要な基本設定(ビューポート設定)が抜けているサイトが複数見つかりました。PCでは問題なく見えても、スマホだと文字が小さく表示される、というよくある落とし穴です。
2. 表示速度にばらつきがある
Googleの公式指標(PageSpeed Insights)で見ると、同じ県内でも自治体によって表示速度に大きな差がありました。表示が遅いサイトは、住民が情報を探す前に離脱してしまうリスクがあります。
3. AI検索時代への対応はこれから
ChatGPTやGoogleのAI Overviewsなど、AIが検索結果を要約して提示する時代になっていますが、構造化データやllms.txtといったAI向けの対応が済んでいる自治体サイトはまだ少数でした。今後、住民が「〇〇市 ゴミ出し 曜日」のようにAIに尋ねた際、正確に答えてもらえるかどうかにも関わってきます。
なぜこの診断をしたのか
弊社Eatransform(島根県安来市)は、システム開発・Webサイト制作、SEO対策・AI検索対策(LLMO/GEO対策)を専門にしています。今回の診断は、自社で開発中の自治体向けAI最適化プラグイン「AI Optimizer Pro」の技術検証も兼ねて実施しました。SSL・モバイル対応・構造化データ・llms.txt・PageSpeedという5項目の自動診断は、そのまま自治体・中小企業向けの無料簡易診断としても提供可能です。
Web制作・システム開発は島根県内対応のホームページ制作サービスで、SEO対策標準装備でご提供しています。
無料診断について
自治体・企業のご担当者様で、自サイトの診断結果を個別に確認されたい場合は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。今回と同じ5項目の診断レポートを無料でお送りします。
※本診断は各自治体公式サイトの公開ページのみを対象とした技術的な自動チェックであり、行政サービスの質そのものを評価するものではありません。
