AI企業と著作権を巡る訴訟が、また一つ増えました。今回の相手は音楽業界です。ソニー・ミュージック・パブリッシングやワーナー・チャペルをはじめとする複数の音楽出版社が、ClaudeでおなじみのAnthropicとその共同創業者2名を提訴し、「違法なトレント配布・スクレイピング・ダウンロードによる、著作権侵害の大胆なキャンペーン」を行ったと主張しています。AnthropicはAI企業として何度目かの著作権訴訟の当事者となりました。
音楽出版社らがAnthropicを提訴
ソニー・ミュージック・パブリッシング、ワーナー・チャペル、そのほか複数の音楽出版社が、AnthropicとCEOダリオ・アモデイ氏、共同創業者ベンジャミン・マン氏を相手取り、8月28日(金)夜、米カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に訴訟を提起しました。この訴訟は、業界メディア「Music Business Worldwide」が最初に報じました。
出版社側は、AnthropicがAIモデル「Claude」の訓練に数千点もの著作権保護作品を使用したとして、「あからさまな窃盗」だと非難しています。これに対しAnthropicの広報担当者は、TechCrunchに寄せたメールでのコメントで「出版社側の主張には同意しない。法廷でしっかりと自らを弁護するつもりだ」と述べています。
Anthropicにとって初めての著作権訴訟ではない
Anthropicが著作権を巡って訴えられるのは、これが初めてではありません。今回の訴訟に関わる弁護士の一部は、今年1月に提起されたConcord Music GroupとUniversal Music Groupによる訴訟にも関与しており、また作家グループがAnthropicを訴えた「Bartz対Anthropic事件」も主導していました。このBartz事件では、AI訓練に著作権保護作品を使うこと自体は合法だが、それを海賊版という手段で入手したことは違法だと判事が判断し、Anthropicは15億ドルの支払いを命じられています。
今回の訴訟は、こうした過去の訴訟と似た主張をしつつも、範囲がより広い点が特徴です。TechCrunchによれば、今回の訴えは「あからさまな海賊行為」として、歌詞や楽譜を含む数百万冊分の書籍を、違法なトレント配布を通じて入手したとする主張を含んでいます。
過去のBartz事件の判断で示された構図——AI訓練に著作物を使うこと自体は合法だが、その入手経路(海賊版サイトからの違法ダウンロードなど)が違法であれば別問題になる、という論点は今回も引き継がれています。今回の訴訟がその路線を踏襲しつつ、対象を音楽出版分野に広げ、規模もより大きく主張している、という位置づけです。
まとめ
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AIモデルの訓練データを巡る訴訟が相次ぐ今、自社でAI生成コンテンツを使う際の著作権リスクも他人事ではありません。業務での安全なAI活用の設計を一緒に考えます。島根県から全国対応です。
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