WordPress公式プラグイン公開までのリアルな記録
「Eatransform SNS Auto Publisher for Twitter」が承認されるまで
気づけば意外と手間だった「審査メール」「SVN」「バナー画像」「日本語翻訳」…。 せっかくなので、同じように公式プラグイン公開を目指す人の参考になりそうなことを、ここにまとめておきます。
「[WordPress Plugin Directory] Eatransform SNS Auto Publisher for Twitter has been approved!」
この一文から、すべてが一気に動き出しました。 ここでは、プラグイン名の見直しから、SVN 初体験、バナー画像のハマりポイント、日本語翻訳(.potファイル)対応まで、実際にやったことを順番に振り返ります。
1. 審査メールが届くまでにやったこと
もともとこのプラグインは「Auto Post to Twitter」という名前で提出していましたが、 審査の過程で名前や説明文の調整が入り、最終的に 「Eatransform SNS Auto Publisher for Twitter」 という名前に落ち着きました。
- プラグイン名をガイドラインに沿う形に調整
-
ソースコード内のテキストドメインを
eatransform-sns-publisherに統一 - 旧バージョンからの設定移行ロジック(オプション名のマイグレーション)を用意
-
エラーや成功メッセージをすべて
__()/esc_html__()で国際化対応
こうしてコード側の修正をひと通り終えたあと、 「Your review has been successfully completed.」というメールが届き、本番の勝負どころである SVN 作業に進むことになりました。
2. SVN 初体験と TortoiseSVN のセットアップ
正直、一番ハードルが高く感じたのが SVN まわりでした。 普段 Git を使っていると、Subversion というだけでちょっと身構えます。
https://plugins.svn.wordpress.org/eatransform-sns-publisher を指定
trunk / tags / assets の3フォルダが作成されるのを確認
Git のように「とりあえず全部 push してから考える」というよりは、 「リリースしたい状態だけを SVN に置く」という感覚に近いです。
3. trunk / tags / assets の構成と最初のコミット
今回は最初の安定版として Version: 1.2.1 を公開したので、 ディレクトリ構成は次のように整理しました。
ここで一度ハマったのが「タグフォルダ名のタイポ」です。
1.2.1 と書くべきところを 1.2,1(カンマ)にしてしまい、プラグインページに警告が表示されました。
/tags/1.2.1/ フォルダ名も必ずピリオドで揃える(数字や記号のミスは即エラーになる)。
フォルダ名を修正して再コミットすると、警告は無事に消え、正式な安定版として認識されました。
4. バナー画像とアイコンが反映されない問題
デザイン面では、まず icon-256×256.png と
banner-772×250.png を assets に配置してコミットしました。
しかし、すぐにはバナーが反映されず、少し悩むことになります。
-
SVN 上の
assetsフォルダを直接ブラウザで確認 → ファイル自体は正しくアップロードされている -
ファイル名も
banner-772x250.pngで問題なし - 最終的に、画像の実サイズが 772×250 になっていなかったことが原因と判明
画像を正しいピクセル数にリサイズし直して再コミットしたところ、 しばらくしてから無事にバナーが反映されました。
5. 「このプラグインはまだ日本語に翻訳されていません」への対応
プラグインページには最初、 「このプラグインはまだ日本語に翻訳されていません。翻訳を手伝いませんか。」 という表示が出ていました。
最初は「.po / .mo を全部作らないといけないのか?」と思いましたが、 実際には .pot のみ設置すればOK でした。
-
テキストドメインを
eatransform-sns-publisherに統一 -
trunk/languages/eatransform-sns-publisher.potを配置してコミット - 翻訳は GlotPress が自動生成し、ユーザーが翻訳に参加できる仕組み
6. やってみて感じたこと
最初は「SVN」「2段階認証」「翻訳ファイル」「バナー画像」など 一つひとつの要素が全部ハードルに見えていました。
ただ、実際にやり切ってみると、一度通ったルートは次からかなり楽です。 次に別のプラグインを公開するときは、今回の動線をなぞればよりスムーズにできそうです。
なにより、 自分の作ったプラグインが WordPress.org の公式ディレクトリに並ぶ というのは嬉しいものです。
WordPress で公開した記事を自動で Twitter/X に投稿するためのプラグインです。 API v2 対応、カード形式/従来形式の切り替え、デバッグログ表示にも対応しています。
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